新型コロナウイルスの影響で、飲食業界は深刻な大打撃を受けています。福岡でも4月7日には「緊急事態宣言」が発令され、いわゆる「不要不急の外出自粛」の波が広がっており、その深刻さは深まるばかりです。
こうした状況を踏まえて、今、行政や企業が行うコロナ対応策で確認できたものをまとめました。(2020年4月14日時点)
なお、各サービス・サイトの掲載内容について、弊社ではお答えできませんので予めご了承ください。
1.公共の支援策
1-1.経済産業省の支援策
経済産業省が運営するWEBサイトで、新型コロナウイルス感染症に関連する企業への支援施策が掲載されています。
また、以下の支援策パンフレットには、給付金・助成金や融資、雇用調整、専門家による経営アドバイスなどの情報が記載されています。なお、高頻度で更新されているので常に最新の資料をご参照ください。
新型コロナウイルス感染症で資金繰りにご不安を感じている事業者の皆様へ(pdf)
1-2.県や市による支援
福岡を例に挙げておりますが、他県の方でも各都道府県や市区町村の公式WEBサイトから情報が手に入ります。
福岡県では、福岡県制度融資「緊急経済対策資金」による支援が行われています。
対象事業者様
1. 市町村にて「危機関連保証」の対象事業者として認定を受けた方
2. 市町村にて「セーフティネット補償4号」の対象事業者として認定を受けた方
3. 市町村にて「セーフティネット補償5号」の対象事業者として認定を受けた方
上記1~3に当てはまる方が対象です。機器関連保証・セーフティネット補償の詳細は、次の中小企業庁のWEBサイトにて確認できます。
また、福岡市では、2020年4月14日現在、独自支援策を正式に発表しました。
現在は発表段階ですが、4月末開会予定の市議会臨時会で可決され次第、実施するとしています。
1-3.商工会議所の支援
福岡商工会議所では、新型コロナウイルス対策として、事業者向け共同相談窓口で相談を受け付けています。
国・県・市が打ち出す施策について、事業者様にワンストップで情報提供から申請手続きの支援を実施しています。
施策が多すぎて何が出来るのかわからない方や、資料が煩雑すぎて、自分で素早く申請できる自信が無い方は、まずは商工会議所に相談するのも一つの手です。予約不要・相談無料です。
2. 企業・団体のサービス
2-1.クラウドファンディング(資金調達)
・さきめし
お客様が食事代を先払いし、今回の騒動が落ち着いた後に食べに行ける仕組みを提供しているサービスです。
・CAMPFIRE
国内最大級のクラウドファンディングのプラットフォームです。数々のプロジェクトの資金調達がCAMPFIRE内で行われ、成功を収めています。
現時点(4月14日)では、2020年4月30日までのエントリーには新型コロナウイルスサポートプログラムが適応され、サービス手数料が0%となるキャンペーン実施が行われております。※詳細・・・新型コロナウイルスサポートプログラムについて
2-2.運営・集客面
・ゴチ送
福岡市中央区・博多区を中心に、飲食店のデリバリー・テイクアウトの仕組み作りを実現するサービスです。
・Google
GoogleマップやGoogle検索で、今すぐに「テイクアウト」や「デリバリー」を開始したことを発信できるよう、無料のオンライン講座が設立されました。
内容は、1.テイクアウト・デリバリー情報や特別営業時間の更新方法と、2.Googleマイビジネスとは何か、の2点についてです。
・BASE
ネットショップを無料で簡単に開設できるサービスです。現時点(2020年4月14日)では、2020年4月末まで相談窓口受付フォームが開設されており、複数の支援が行われています。
・Retty
日本最大級の実名口コミグルメサービスです。テイクアウト・デリバリー情報の掲載が開始されました。また、飲食店にファンの気持ちを届ける取り組みとして、「#私が応援したいお店」も募集しています。※詳細はこちら
当ページに記載されている支援策以外にも、多くの企業や有志が支援を行っておりますので、随時更新予定です。コロナの影響で厳しい状況は長引くでしょうが、消費者はまた飲食店で美味しい料理が食べられることを心待ちにしております。一刻も早く事態が収束する日を、切に願います。